2010年8月10日火曜日

クサギ(臭木)

かつてのヒノキ植林地で、風倒によってすっかり陽が当たるようになった場所に、コガクウツギやタラノキ、アカメガシワなどと共に生え始めたクサギです。樹高3〜4mで、花が咲き始めて始めてその存在に気づきました(2010.8.8 09:43撮影)。


葉は対生し、三角形で、葉柄が葉と同じぐらいの長さあります(2010.8.8 09:42撮影)。全縁ですが若木には鋸歯のある葉が多いそうです(「葉で見わける樹木」参照)。葉にはクサギ特有の匂いがあり、私は好きになれません。


主に枝先に集散花序が出ています。花冠は白色で深く5裂し、水平に開いています。その下の紅紫色の花筒は極細で長く、白〜紅紫色の5浅裂する萼の隙間から伸び出ています。雄しべは4本あって、長い花柱が花冠から伸び出ています(2010.8.8 09:41撮影)。花には芳香があるそうですが、高くて嗅げませんでした。

2010年8月2日月曜日

カンサイスノキ(関西酢の木)その2

裏山の奥で新たに見つけた樹高0.5mのカンサイスノキです。紫黒色で光沢のある完熟果実と、それより一回り小さい赤褐色で未熟の果実が仲良く一緒に下がっていました(2010.7.25 14:15撮影)。当然のことながら、葉には酸味があり、スノキと違って葉裏等に短毛が密生していました。