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2011年10月14日金曜日

アクシバ(灰汁柴)

裏山の自称“裏山植物園”入口付近、里道脇にクマザサの下から逃れるように出て、葉を水平に広げている背丈50cmほどの低木です。葉をつけた若い細枝は緑色で、葉は互生しています。葉柄はほとんど無いようです(2011.8.14 15:03撮影)。付近に多いカンサイスノキと似ていますが、葉をかじると、カンサイスノキのような酸味よりも、むしろ苦味が感じられます。


葉は卵形〜広披針形で、先の方が尖っています。縁には細かい鋸歯があります。葉脈は凹んでいて網状の細脈までよく見えます(2011.8.14 15:04撮影)。


葉裏は白っぽく、葉脈は緑色で細脈までよく見えます(2011.8.14 15:04撮影)。

ナツハゼーアラゲナツハゼの中間種(?)その4

裏山で最も自宅に近い開墾畑脇に自生しており、観察を続けている中間種(?)です。未熟な総状果序のついた枝先を、CCDスキャナを使って撮影してみました。
未熟な緑色の果実は、まん丸球形のナツハゼやアラゲナツハゼと違ってやや縦に伸びた卵形、白い開出毛が葉の縁に密に、内側に向かって粗く生えている様子がよく判ります(2011.7.15 15:53撮影)。どの果実にもその頂部に、ナツハゼで特徴的な萼片跡の桜模様が見えます。

2010年8月2日月曜日

カンサイスノキ(関西酢の木)その2

裏山の奥で新たに見つけた樹高0.5mのカンサイスノキです。紫黒色で光沢のある完熟果実と、それより一回り小さい赤褐色で未熟の果実が仲良く一緒に下がっていました(2010.7.25 14:15撮影)。当然のことながら、葉には酸味があり、スノキと違って葉裏等に短毛が密生していました。

2010年7月8日木曜日

カンサイスノキ(関西酢の木)

裏山の最奥部で樹高0.5mの低木のカンサイスノキに果実が一つだけ付いていました(2010.7.8 14:12撮影)。


緑白色の小枝についている葉は互生で楕円形、やや波打っており、縁には細かい鋸歯があります。同じスノキ属のナツハゼなどの葉よりもやや厚手で、かじると特有の酸味があります(2010.7.8 14:13撮影)。


葉表は無毛ですが、ごく短い葉柄や葉脈には細かい毛が生えています(2010.7.8 14:13撮影)。


葉裏には短毛が生えており、主脈の基部から葉柄にかけては伏毛ないしは曲がった毛が密生しており、これがスノキと異なるカンサイスノキの特徴のようです(2010.7.8 14:17撮影)。


果実は枝先の短い総状果序に生っていたと思われますが、その一つだけが辛うじて残っていました。長さ7-8mmの、紫黒色で光沢がある球形の液果です(2010.7.8 14:11撮影)。

2010年6月30日水曜日

ナツハゼーアラゲナツハゼの中間種(?)その3

裏山で最も自宅に近い、開墾畑脇に自生している樹高1.5mほどの若木です。この注目の木にも果実が生り始めました(2010.6.30 16:54撮影)。


果実は未熟で緑色で、一見アラゲナツハゼの果実に似ていますが、面白いことに球形のナツハゼやアラゲナツハゼと違って、やや縦に伸びた卵形(直径6mm、長さ7mm)に見えます。概して実付きが悪く“歯抜け状態”で、アラゲナツハゼの果実に伴われていた大きな苞葉は見られません(2010.6.30 16:53撮影)。


果実を接写して見ました。ナツハゼの果実と同様に5弁の桜の花模様のような跡が残っています(2010.6.30 16:53撮影)。

アラゲナツハゼ(荒毛夏櫨)その7

裏山の奥の方で大切に保護しているアラゲナツハゼにも果実が生り始めています。この株は樹高2mほどで6年前の雑木皆伐後に切り株から萌芽再生した“ひこばえ”です(2010.6.30 16:57撮影)。


果実は未熟で緑色、直径5-6mmでナツハゼの果実よりも小粒ですが、果序に鈴なりに生っています。個々の果実に伴われている苞葉が目立って大きいのがアラゲナツハゼの特徴になりそうです(2010.6.30 16:56撮影)。


果実には萼がしっかり残っています。果実を接写すると、緑色の球果の表面には白い斑点があり、白い毛が散在しているのが判ります(2010.6.30 16:56撮影)。

ナツハゼ(夏櫨)その7

裏山の奥の方では待ちに待ったナツハゼの果実が生り始めました。この木は樹高1mほどの若木ですが、特に実付きが早く、昨年は9月21日に最初に果実を収穫しました(2010.6.30 17:01撮影)。


果実の早いものはすでに直径7-8mmありますが、赤褐色で未熟です。完熟までには未だしばらく時間がかかりそうで(2010.6.30 17:00撮影)。


果実を接写して見ました。枯れた花柱が未だ残っているものもありますが、萼が落ちて5弁の桜の花模様のような跡が残っています。この花模様がナツハゼの果実の特徴になっています(2010.6.30 17:00撮影)。

2010年6月15日火曜日

ナツハゼーアラゲナツハゼの中間種(?)その2

先日発見したナツハゼーアラゲナツハゼの中間種(?)とよく似た特徴を有する株を約50m離れた地点で見つけました。この株は6年前に皆伐された後の切り株から再生した“ひこばえ”です。樹冠はやや紅葉しています(2010.6.11 15:35撮影)。


葉腋から水平に出た総状花序には一見淡いピンク色に見える花冠が辛うじて10個余り残っていました。花が散りつつあっても苞葉がしっかり残っています(2010.6.11 15:35撮影)。


花冠はピンク色と白色で、浅く5裂した裂片の先は外側に捲れています。花冠の形状はナツハゼに似ています(2010.6.11 15:35撮影)。


葉表には細かい葉脈がやや見えますがアラゲナツハゼほど目立たない、まさに中間的な葉に見えます(2010.6.11 15:35撮影)。細かく波打っていて葉脈が異常に浮き出ている葉が多数見られますが、これは何らかの病気だろうと思います。


接写した葉裏には、脈上にまばらな腺毛(?)と一緒に多数の開出毛が生えています(2010.6.11 15:35撮影)。

2010年6月10日木曜日

ナツハゼーアラゲナツハゼの中間種(?)

裏山で最も自宅に近い、開墾畑脇に自生していて、これまでアラゲナツハゼの名札を付けていた樹高1.5mほどの若木です(2010.6.8 6:15撮影)。


葉腋から水平に出た総状花序が多数見られます。それぞれの花序には一見ピンク色に見える鐘状花冠が10〜20個下向きに付いています。中には花が終わったものもあります(2010.6.8 6:16撮影)。


総状花序を見ると、花冠はピンク色と白色の縦縞になっており、花柄の基部には赤い苞葉が付いています(2010.6.6 15:32撮影)。


花冠を接写してみると、浅く5裂した裂片の先は外側にやや捲れています(2010.6.6 15:32撮影)。


本種(中)とナツハゼ(上)、アラゲナツハゼ(下)の総状花序を一緒に並べて接写しました。本種の花冠の形状はナツハゼと似ていますが、蕾の形状や苞葉はむしろアラゲナツハゼと似ています(2010.6.9 13:40撮影)。


ナツハゼやアラゲナツハゼと同様に葉裏を接写して観察しました。開出毛が脈上に密生する様子はアラゲナツハゼと酷似しています(2010.6.10 13:26撮影)。


本種(中)とナツハゼ(上)、アラゲナツハゼ(下)の葉を一緒に並べて接写しました(2010.6.10 13:23撮影)。葉の形状は個体差が大きいので比較できませんが、本種は何となくナツハゼとアラゲナツハゼの中間的な葉質に見えます。


葉裏を同様に並べて接写すると、その中間的な葉質がよく判ります(2010.6.10 13:23撮影)。アラゲナツハゼ(下)は細かい葉脈まで浮き出て見えますが、ナツハゼ(上)は細かい葉脈がほとんど見えません。本種(中)の葉脈も細かく浮き出ていますが、アラゲナツハゼほどではありません。



以上から、本種はナツハゼーアラゲナツハゼの中間種ではないかと考えています。
本種に似た特徴を有すると思える若木1株を別の場所でも見つけていますが、これについては別途調査したいと思っています。

2010年6月8日火曜日

アラゲナツハゼ(荒毛夏櫨)その5

枝先に水平に突き出ている葉芽の集まりのようなものが総状花序の様相を呈して来ました。葉芽と記したものは苞葉で、その下に白い花の蕾が見えます(2010.5.25 9:49撮影)。


それから4日後には純白の花が目立つようになりました。花冠は丸みを帯びた五角形状で口の広い釣鐘形、5裂して裂片の先は外側に捲れています。以前は淡緑色だった苞葉はピンク色に変わっています(2010.5.29 6:52撮影)。


さらに10日後には大半の花冠は花柱もろともすっかり萎れて変色し、淡緑色の萼筒だけが残っています(2010.6.8 12:02撮影)。

ナツハゼ(夏櫨)その5

枝先から出ている総状花序ですが、苞葉だけがやけに目立っていて、肝心の花の蕾はその苞葉の下に隠れているようです。その蕾が雨の雫でますます見難くなっているのが残念です(2010.5.20 6:52撮影)。


それから10日も経たないうちに、小さな壷状鐘形の花が見られるようになりました。花冠は浅く5裂していて裂片が外側にやや捲れています(2010.5.29 6:57撮影)。よく見ると未だ蕾状態のものもありますが、すでに花冠が落下したものもあります。山渓ハンディ図鑑5「樹に咲く花」で紹介されているナツハゼの丸みのある花冠とはいくぶん異なり、この画像の花冠はやや角ばった五角形状に見えるのが気になるところです。


さらに10日後には花序は終わりに近づき、花冠が無くなって、見かけ上、花柱と萼筒だけになったものも多くなりました(2010.6.8 12:05撮影)。

2010年5月18日火曜日

アラゲナツハゼ(荒毛夏櫨)その4

葉が展開するとアラゲナツハゼの株も一段と大きくなったように見えます(2010.5.18 10:59撮影)。頂部の葉がやや赤みを帯びている程度で、ナツハゼほど鮮やかな紅葉は見られません。


葉は主脈だけでなく細脈まで凹んでいて網目状の模様がよく見えます。葉の縁は全縁で、意外なことですが、縁にはナツハゼに見られたような目立った毛は認められません(2010.5.18 11:00撮影)。


葉裏の基部付近の拡大画像で、葉裏の主脈から葉柄、さらに細枝に、白い短毛が見られますが、特にアラゲ(荒毛)のようには見えません(2010.5.18 11:03撮影)。


ナツハゼの葉裏の基部付近にも似たような短毛が見られます(2010.5.18 15:03撮影)。むしろアラゲナツハゼの短毛よりも長いようにも思えます。この特徴はアラゲナツハゼの一般的な特徴なのか、当地のアラゲナツハゼに限定された特徴なのか、若葉のこの時期だけの特徴なのか、調査する必要がありそうです。


枝先に、総状花序の前身と思われる葉芽(萼あるいは苞?)の集まりが水平に突き出ています(2010.5.18 11:04撮影)。アラゲナツハゼに特徴的なもので、ナツハゼの花序の前身とは全く異なる形態です。

2010年5月17日月曜日

ナツハゼ(夏櫨)その4

“裏山植物園”に自生するナツハゼのうち、最も大きな株で樹高3〜4mありそうです(2010.5.16 9:28撮影)。秋になるとこの株には採り切れないほどの量の果実が生ります。


夏の強い陽射しを浴びてウルシ科のハゼノキのように真っ赤に紅葉することから、ナツハゼと名付けられたようです。残念ながら、こんな大株では真っ赤に紅葉した樹冠を一望することが出来ないので、参考までに、裏山の開墾畑脇で真っ赤に紅葉した幼木(樹高約50cm)の画像を添付します(2010.5.16 6:41撮影)。


陽に当たる上部の葉ほどより赤く、陽のあまり当たらない葉陰や下部の葉は緑色で、赤色ー橙色ー黄色ー緑色のグラデーションが見られます(2010.5.16 9:28撮影)。


一見葉の縁には細かい鋸歯があるように見えますが、葉を拡大して見ると、葉は全縁で、縁や葉表に粗い毛が生えていることが判ります(2010.5.16 9:30撮影)。


枝先から総状花序のもとになる小さな蕾が垂れ下がっています(2010.5.16 9:30撮影)。蕾が大きく膨らんで鐘形の花冠になる頃には、水平に伸びた立派な総状花序に発達するようです。

2010年4月26日月曜日

ナツハゼ(夏櫨)その3

アラゲナツハゼと同様、しばらく見ないうちに葉が展開していました(2010.4.25 15:40撮影)。アラゲナツハゼの葉よりも薄く柔らかそうに見えます。黄緑色の葉の縁はやや赤みを帯びており、葉裏や葉の縁には細かい毛が密生しているようです。

アラゲナツハゼ(荒毛夏櫨)その3

しばらく見ないうちに、多数の葉が展開してしまいました(2010.1.6 15:26撮影)。中の方に花芽が隠れているかも知れません。葉裏の葉脈は太くて浮き出ており、白い太めの毛が生えているように見えます。