2009年11月10日火曜日

カナクギノキ(鉄釘の木)

昨日見つけて今朝撮影したカナクギノキです。わが裏山に最も欲しい樹木の一つです。葉は全縁で、葉身の基部が葉柄に向かってしだいに細くなる倒披針形で、しかも樹皮は淡褐色で皮目が目立っているので、これがクロモジ属のカナクギノキであることを確信しました(2009.11.10 9:04撮影)。



カナクギノキは裏山の南側に隣接する他人の別荘敷地内沢沿いで昨年1本の老木を見つけて以来、わが家の裏山(Sr.ボスケが保有する雑木林)でも探しているのですが未だに見つかっていません。昨日発見したのは北側に隣接する義父の土地(かつてのヒノキ植林地)内の水無し沢沿いで、樹高4-5mもありそうな直径約10cmの成木2本です(2009.11.10 9:02撮影)。正に“灯台下暗し”の心境です。カナクギノキが見つかっていない裏山は水はけの良い砂礫土であることから、カナクギノキはどちらかというと沢沿いの湿潤な土壌を好むのでしょうか?


けん玉に似た真ん丸な赤い果実とこん棒状の果柄は、残念ながらこの2本の成木には見られませんでした。果実どころか、すでに多数の冬芽が樹冠辺りから出始めていました。カナクギノキは雌雄別株だそうですから、雌雄判別も含めて来春から定期的に観察を続けたいと思っています。

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