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2011年6月14日火曜日

タンナサワフタギ(耽羅沢蓋木)その5

裏山で“観察木”になっているタンナサワフタギです。サワフタギには多数の小さな果実がすでに見られましたが、タンナサワフタギは花がちょうど散ったところです(2011.6.13 11:20撮影)。葉は倒卵形で、どの葉の先端も尾状に急に細くなっています。


葉の鋸歯が鉤状で内側に曲がっている様子がよく判ります(2011.6.13 11:20撮影)。


サワフタギの葉と一緒に並べて見ると、鋸歯の形状の違いがさらによく判ります(2011.6.13 11:26撮影)。下側の葉がサワフタギ、上に載っている葉がタンナサワフタギです。

サワフタギ(沢蓋木)その3

その2で紹介した自宅裏手に自生するサワフタギです。花が終わり、小さな未熟の果実が多数見られるようになりました。葉をよく見ると、葉は枝先に近いほど大きく、幹に近づくほど小さいように見えます(2011.6.13 11:17撮影)。


葉は楕円形で、比較的浅い鋸歯の切れ込みがよく判ります(2011.6.13 11:17撮影)。

2010年10月23日土曜日

サワフタギ(沢蓋木)その2

裏山で、自宅から最も近いところに自生しているサワフタギです。樹高3m余りで3−4本の株立ちです(2010.10.22 14:29撮影)。昨年秋に藍色の果実を確認しています。


葉の最も幅が広い部分が中央より先にあるようですが、細かい鋸歯の葉が多いものの、粗い鋸歯の葉も見られま(2010.10.22 14:29撮影)。


やっと見つけた果実は2個だけでした。そのうち1個は萎びて濃藍色を呈し、表面に凸凹があって、脱色した萼片が不完全ながらも開いています(2010.10.22 14:30撮影)。


もう一つの果実は表面に艶があって鮮やかな藍色を呈しており、萼片は小さく閉じたように見えます(2010.10.22 14:30撮影)。

2010年10月22日金曜日

タンナサワフタギ(耽羅沢蓋木)その4

樹高3m余の若木で、昨年秋に藍黒色の果実を確認している“正真正銘の”タンナサワフタギですが、今年は果実が全く見られませんでした(2010.10.22 14:03撮影)。


日射が直接当たる多くの葉は紫褐色に、日陰にある葉は鮮やかな赤紫色に紅葉していました(2010.10.22 14:03撮影)。

2010年6月5日土曜日

タンナサワフタギ(耽羅沢蓋木)その3

前回蕾状態だった“観察木”のタンナサワフタギがやっと開花し始めました。サワフタギよりも少なくとも2週間遅い開花です(2010.6.4 10:00撮影)。

2010年5月22日土曜日

タンナサワフタギ(耽羅沢蓋木)その2

昨年この頃に裏山で見つけ、その花と葉の特徴からタンナサワフタギであることをネット掲示板で教わりました。秋に藍黒色の果実を付けているのを見て“正真正銘の”タンナサワフタギであることを確信しています(2009.10.11 14:29撮影)。


樹高3m余、樹齢5年未満の若木です。今年も柔らかそうな若葉を広げています(2010.5.22 13:49撮影)。


多くの葉で、先端が急に細くなっているというタンナサワフタギの特徴が認められます(2010.5.22 13:50撮影)。


葉を採取して接写したものです。最も幅の広い部分は葉のほぼ中央部です。鉤状に内側に曲がっている鋸歯が見られます(2010.5.20 14:06撮影)。どういう訳か、タンナサワフタギの特徴のはずの「尖った粗い鋸歯」は必ずしもはっきりとは認められません。


サワフタギは満開状態を過ぎているというのに、このタンナサワフタギは未だ蕾状態です(2010.5.22 13:50撮影)。


幹の樹皮は「灰褐色で縦に細かい割れ目」が入っています(2010.5.22 13:53撮影)。山渓ハンディ図鑑5「樹に咲く花」では、タンナサワフタギではなくサワフタギの樹皮について同様の説明「灰褐色で縦に細く裂ける」がなされています。

2010年5月21日金曜日

サワフタギ(沢蓋木)

昨年秋に裏山で藍黒色の果実をつけたタンナサワフタギを見つけた後で、新たに藍黒色ではなく藍色の果実を付けたサワフタギを発見しました。このサワフタギは今年タンナサワフタギに先立って開花し、すでに満開状態になっています(2010.5.19 11:29撮影)。


裏山では、葉が倒卵形〜楕円形で、最も幅が広い部分が中央より先にあり、鋸歯の先がそれほど曲がっていないサワフタギと思われる木を5株見つけています。写真のサワフタギは昨年秋には藍色の果実を付けていたもので、今は側枝の先に白い花の円錐花序を出しています(2010.5.20 14:13撮影)。


5深裂した白い花冠が後ろに反り返り、30本以上ありそうな多数の長い雄しべが放射状に出ています(2010.5.20 14:13撮影)。


写真の葉は長楕円形で、その先端は尖っており、縁の鋸歯は細かく不揃いに見えます(2010.5.19 11:31撮影)。

2010年1月29日金曜日

タンナサワフタギ(耽羅沢蓋木)

裏山で昨年春に初めて見つけた落葉低木ですが、探してみるとあちこちで見つかっています。写真のものは樹高約2m、幹径5cmほどの若木です(2010.1.28 15:33撮影)。


枝先に藍黒色の果実が乾燥して皺だらけになりつつも、2個が未だ残っています(2010.1.28 15:33撮影)。


冬芽(頂芽)は長さ約2mmの卵形で灰褐色、先端がやや尖っています(2010.1.28 15:31撮影)。芽鱗は4-5個はありそうです。


側芽も頂芽とよく似ています(2010.1.28 15:30撮影)。

2009年11月30日月曜日

クロキ(黒木)

不分裂ー互生ー鋸歯の常緑小高木で、裏山ではヒノキ植林地の林縁の山道脇で今のところ樹高2mほどの幼木1本のみ確認しています(2009.11.24 9:25撮影)。


葉は全縁あるいは主として先の方に浅い波状の鋸歯があり、鋸歯は不揃い、不統一で、左右対称でないものも多くあります。葉表には光沢があって主脈が隆起しています。黄緑色の若い枝には明瞭な稜があります(2009.11.24 9:26撮影)。


枝先にある葉芽の先が尖っています(2009.11.29 12:21撮影)。幼木でも樹皮は、その名の通り黒っぽい、黒褐色に見えます(2009.11.24 9:26撮影)。



山渓ハンディ図鑑「樹に咲く花」によると、クロキの生育地は海岸近くの照葉樹林だそうですが、脊梁部のこの地に自生するのは珍しいのではないでしょうか?