樹高6-7mの落葉高木で、裏山では未だ1本しか見つかっていない貴重な木です(2010.4.20 10:27撮影)。
出始めたばかりの新芽が長枝の先端や脇、短枝の先に付いており、枝には皮目が散点しています(2010.4.20 10:28撮影)。
葉裏に相当する新芽の表面や、若い枝に白い綿毛が密生しています(2010.4.20 10:25撮影)。
幹の直径は約10cm、その樹皮は灰黒色で、横に伸びた皮目が目立ちます(2010.4.20 10:26撮影)。
裏山の山林(標高420-460m、約1000坪)はかつての雑木林が2004年に皆伐されヒノキが植林された土地で、翌年、義父から譲り受けたものです。せっかく植林されたヒノキですから、本来なら大切に育てるべきでしょうが、ヒノキ植林地は林床に下草がほとんど生えないために単調で薄暗く四季の変化も見られず、治山治水効果も疑問視されていて、しかも現下の木材価格では利益など望み薄、このようなヒノキ植林地に無駄な労力をかける気にはなれません。それよりも、種の多様性豊かで四季折々の変化が楽しめ、治山治水効果も期待できる雑木林の方に魅力を感じて、不定期ですが熊笹などの下草を刈り払って雑木が再生しやすい環境を整備しています。努力の甲斐あってか、伐採後の切り株からひこばえが萌芽再生し、6年余り経過した今の裏山は予想以上に早く雑木林(針広混交林)らしくなって来ました。この雑木林(自称“裏山自然植物園”)で今までに確認した樹木(木本植物)は100種を超えました。このブログでは、これらの樹木の四季折々に見られる特徴を記述して、最終的にはこの雑木林の樹木目録にまとめ上げたいと考えています(2010.10.26更新)。
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