2010年7月3日土曜日

タラノキ(楤木)その3

山菜のタラの芽を食卓に提供してくれた裏山のタラノキは、すっかり成長して大きくなりました。自宅敷地石垣の脇に生えているタラノキも樹高4〜5mに成長しています。木の上の方に大きな葉がまとまって付いています(2010.6.30 13:20撮影)。


葉は2回羽状複葉で互生しています。長い葉は長さ1m近くありそうです(2010.6.30 13:22撮影)。


小葉は長さ10cmにもなる卵形〜楕円形で、先は尖っています。縁には不揃いな鋸歯があります(2010.7.9 10:57撮影)。


新ためて複葉を見てびっくり、通常あるはずの刺がどこにも見られません(2010.7.9 10:56撮影)。


小葉の付け根付近の表側には、もじゃもじゃの毛が葉脈や葉軸に生えていますが、あるはずの刺が見えません(2010.7.9 10:58撮影)。


同じ付け根付近の葉裏には、葉脈(主脈・側脈)や葉軸にもじゃもじゃの毛が密生していますが、刺は見当たりません(2010.7.9 10:58撮影)。


幹径6〜7cmあり、タラノキとしては大木の部類でしょう。樹皮は灰褐色で、不明瞭ながらも縞状に見えます。幹には多くの鋭い刺が生えており、よく見ると皮目もあることが判ります(2010.6.30 13:21撮影)。


刺は、上で見たように2回羽状複葉には全く見られないものの、幹(茎)には多く見られるので、メダラではなく、やはりタラノキであろうと判断しました。同様のタラノキは自宅敷地北側の枯れ沢で2株見つけています。

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