2009年12月7日月曜日

ミヤマフユイチゴ(深山冬苺)

分裂ー互生ー鋸歯のつる性常緑小低木で、裏山では田んぼ脇の林縁や自宅裏手の枯れ沢など、やや湿った場所の日陰に繁茂しています。この時期でも緑の葉が茂り、赤い実が生っています。写真は枯れ沢に繁茂するミヤマフユイチゴです(2009.12.6 14:10撮影)。


葉は一般に卵形または広卵形で、浅く3〜5裂し、先端は尖っていて、縁に歯牙状の細かい鋸歯があります。写真のミヤマフユイチゴは浅く5裂しています。先端が尖っていることがよく似たフユイチゴとの違いのひとつで、先端が鋭角であればミヤマフユイチゴ、鈍角であればフユイチゴのようです(2009.12.6 14:11撮影)。


果実は集合果で、3〜5mmの小粒の果実がほぼ5粒以下でまとまって集合果となっています(2009.12.6 14:10撮影)。よく似たフユイチゴの場合、果実はさらに小粒で10粒程度の集合果になっています。


フユイチゴとミヤマフユイチゴの比較については、両種が自生している埼玉県飯能市南高麗ー原市場一帯の山地で以前に詳しく調べています。お薦めサイトに掲載の[冬いちごの研究(フユイチゴとミヤマフユイチゴの比較)]を参照願います。

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