写真のコシアブラは隣りの山林との境界にある里道脇に生えていたものです(2009.12.13 13:22撮影)。

樹皮は灰白色でなめらか、冬芽は紫がかった赤褐色で、その頂芽は円錐形、すぐ下にある側芽は頂芽よりもかなり小さい円錐形です。また、葉痕が冬芽の周りを取り巻いています(2009.12.13 13:20撮影)。
コシアブラの新芽はタラの芽(タラノキの新芽)と並んで春の山菜として珍重されると言われていますが、わが家では“味にややクセがある”ということで、ほとんど食卓に上ることはありません。

「漉し油」と書くことを初めて知りました。山渓ハンディ図鑑4「樹に咲く花」によると、その名前の由来は「樹脂を漉して金漆(ごんぜつ)という、ウルシのような塗料をつくり、鉄のさび止めにしたことによる」そうです。
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