
果序が落下した後は、その基部にあった1対の冬芽(側芽)が牛の角のように見えます(2010.1.7 15:26撮影)。

冬芽の頂芽は尖った卵形ですが、一部には写真のようにすでに芽鱗が開いて白い綿毛のようなものが見えています。頂芽の基部には1対の側芽を伴っています(2010.1.7 15:24撮影)。

小枝の両側に付いている1対の側芽は、それぞれ、互いに直交する2対の芽鱗で構成されています。内側の芽鱗の先の方には白い毛が生えています(2010.1.7 15:25撮影)。

裏山の山林(標高420-460m、約1000坪)はかつての雑木林が2004年に皆伐されヒノキが植林された土地で、翌年、義父から譲り受けたものです。せっかく植林されたヒノキですから、本来なら大切に育てるべきでしょうが、ヒノキ植林地は林床に下草がほとんど生えないために単調で薄暗く四季の変化も見られず、治山治水効果も疑問視されていて、しかも現下の木材価格では利益など望み薄、このようなヒノキ植林地に無駄な労力をかける気にはなれません。それよりも、種の多様性豊かで四季折々の変化が楽しめ、治山治水効果も期待できる雑木林の方に魅力を感じて、不定期ですが熊笹などの下草を刈り払って雑木が再生しやすい環境を整備しています。努力の甲斐あってか、伐採後の切り株からひこばえが萌芽再生し、6年余り経過した今の裏山は予想以上に早く雑木林(針広混交林)らしくなって来ました。この雑木林(自称“裏山自然植物園”)で今までに確認した樹木(木本植物)は100種を超えました。このブログでは、これらの樹木の四季折々に見られる特徴を記述して、最終的にはこの雑木林の樹木目録にまとめ上げたいと考えています(2010.10.26更新)。
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