2010年4月20日火曜日

ウラジロノキ(裏白の木)

樹高6-7mの落葉高木で、裏山では未だ1本しか見つかっていない貴重な木です(2010.4.20 10:27撮影)。


出始めたばかりの新芽が長枝の先端や脇、短枝の先に付いており、枝には皮目が散点しています(2010.4.20 10:28撮影)。


葉裏に相当する新芽の表面や、若い枝に白い綿毛が密生しています(2010.4.20 10:25撮影)。


幹の直径は約10cm、その樹皮は灰黒色で、横に伸びた皮目が目立ちます(2010.4.20 10:26撮影)。

コツクバネウツギ(小衝羽根空木)その2

株立ち樹形の落葉小低木で、かつての裏山では熊笹に隠れて見えなかったはずですが、熊笹を刈り払う際に意識的に残したもの、今ではあちこちに自生しています(2010.4.20 10:23撮影)。


枝から対になって出ている短枝に対生の若葉が展開し始めています(2010.4.20 10:23撮影)。


葉は長さ2-3cm、幅1-2cmで黄緑色、縁には波打ったような不明瞭な鋸歯があり、縁辺1-2mmが赤褐色に縁取られています(2010.4.20 10:22撮影)。


幹径は1cmほどで、樹皮は灰白色〜灰褐色で不明瞭な縦縞が見えますす(2010.4.20 10:24撮影)。

コバノミツバツツジ(小葉の三葉躑躅)その2

裏山では、ピンク色のツツジが次々咲き始めました。ほとんどのツツジが、この冬の重い雪で折れ曲がった、葉の展開前の枯れ木のような灌木に花を付けています(2010.4.20 10:16撮影)。


花は淡紅紫色で、花冠は直径5cm弱で深く5裂しており、上側の3裂片に深紅色の斑点が見えます(2010.4.20 10:21撮影)。


最も長いしべが雌しべで無毛、そのほか長さの異なる雄しべが10本あって、これらも無毛です(2010.4.20 10:17撮影)。


花柄には白い毛が密生し、花冠を破って見ると、中に白い長毛が密生しているのが判ります(2010.4.20 10:19撮影)。


幹径は1-2cmで、樹皮は灰黒色です(2010.4.20 10:22撮影)。

エゴノキ

裏山では至る所に自生している落葉小高木です。「葉で見わける樹木」(林将之著)に書かれている通り、花期以外は地味で本当に目立たない樹木です(2010.4.20 10:11撮影)。果実はエグイ味がするので「エゴノキ」と呼ばれるようになったそうです。その漢字名として本来オリーブの意味らしい「斉墩果」が充てられたり、ジャスミンの意味の「茉莉」を配した「野茉莉」が充てられたり、紛らわしいのでタイトルには漢字名を入れておりません。


短枝に束生しているように見える若葉は黄緑色できれいです(2010.4.20 10:14撮影)。


葉を接写すると、葉裏や葉柄に多数の砂粒のような褐色の星状毛や浅い鋸歯など、エゴノキの特徴が判ります(2010.4.20 10:13撮影)。


樹皮は淡灰色と暗紫褐色の細かい縦縞から成っています(2010.4.20 10:12撮影)。

2010年4月11日日曜日

ヤマザクラ(山桜)その2

裏山のあちこちに自生するヤマザクラが昨夜からの雨で一気に咲き始めました(2010.4.11 11:00撮影)。自生する本数はウワミズザクラに比べると少ないのですが、その後調べたところ新たに4本見つかり、計8本になりました。


低いところにある花を持ち帰って写真に撮りました。花の直径は約3cm、花弁は白色で、先端に切れ込みがあり、先の方の縁がややピンク色がかっています(2010.4.11 11:10撮影)。


花柄は1cm程度、萼筒は長い鐘形、萼片は全縁で無毛です(2010.4.11 11:11撮影)。

2010年4月7日水曜日

コバノミツバツツジ(小葉の三葉躑躅)

裏山で笹薮を毎年刈り払った成果として、今年はあちこちでツツジが咲きそうです。今日午後にはピンク色の蕾が見られるようになりました(2010.4.7 16:14撮影)。コバノミツバツツジはツツジ科ツツジ属の落葉低木で、山渓ハンディ図鑑5「樹に咲く花」によると、本州(中部地方以西)、四国、九州に分布し、樹皮は灰黒色、若い枝は赤褐色で、粗い毛があるそうです。開花して葉が展開すれば種名が確定できるだろうと思っていますが、それが待ち切れず、一応、コバノミツバツツジとして掲載しました。


今年1月に撮った冬芽と果実の画像を見ると、冬芽の芽鱗に白い毛が密生しており、果実には長い剛毛が目立っています(2010.1.17 11:14撮影)。

クロモジ(黒文字)その3

先日見つからなかった雌花(雌株)をやっと見つけました。雄花(雄株)を見つけて10日目、雌株はすでに葉が展開していました(2010.4.7 16:12撮影)。


画像を拡大して見ました。花の中心で白っぽく長いのが雌しべのようで、その周りにある複数の黄色っぽく艶のあるものが蜜腺と呼ばれるものでしょう(2010.4.7 16:12撮影)。[その2]において「雌花の花びらは黄色みが強いそうですが、・・」と記していますが、むしろ逆に緑色みが強いように見えます。


比較のために雄花(雄株)を撮りました(2010.3.29 16:02撮影)。雄しべの葯はすでに黒変していたり消失していますが、どういう訳か、葉は未だに展開していません。おそらく、雄花は葉の展開のかなり前に開花し、雌花は葉の展開後に開花するように見えます。

2010年3月31日水曜日

トチノキ(栃の木)

自宅から見える裏山の開墾畑脇に植栽されているトチノキです。このトチノキは、もともと、今から10年余り前に勤務していた職場のビル近くの公園(東京都港区紀尾井町の清水谷公園)で 拾った実を、当時の自宅(埼玉県入間市)の庭で発芽させ、育てたもので、その後、当地に引っ越して来た際に、今の場所に移植したものです。移植して4年半が経過し、今では樹高は約4mにもなっています(2010.3.28 16:25撮影)。縁あって我が家の敷地で生を共にしています。「栃ノ木は残った」となるように、わが家のシンボルツリーとして大事に育てたいと思っています。


冬芽は褐色で光沢があり、頂芽は長さ2〜3cmありそうです。側芽は小さく、枝の両側に1対づつ付いています(2010.3.28 16:27撮影)。


下の画像は、今からちょうど8年前、発芽して2年余り経過して、当時の自宅の中庭で樹高1m余まで育ったトチノキです(2002.3.30 14:13撮影)。

2010年3月29日月曜日

クロモジ(黒文字)その2

長い間つぼみ状態だったクロモジの花がやっと咲き始めました。裏山を見て回ったところ、自宅裏手のクロモジの開花が最も早いようです。樹高は約2mありました(2010.3.29 16:38撮影)。


クロモジは雌雄別株で、写真のものは雄花です。半透明で淡緑がかった黄色の花びらが6枚見えます(2010.3.29 15:46撮影)。雌花の花びらは黄色みが強いそうですが、雌株は未だ見つかっていません。


比較的若い枝に、クロモジ(黒文字)の特徴的な“黒い斑模様”がよく見えます(2010.3.29 16:38撮影)。

ヒサカキ(姫榊)その2

いつ頃から咲き始めたのか多数の白い花が付いています。雌雄別株で、雌株と雄株では花付きが違うようです。雌株の場合、花数は1〜3個葉腋に付いているように見えます(2010.3.28 14:59撮影)。


雄株の場合の花数は雌株よりも多く、葉腋のみならず葉間にも多数付いています(2010.3.28 15:10撮影)。


雌花は鐘形で、5個の花弁は黄白色で萼片は暗紫色、中に淡緑色の子房と3裂した花柱が見えます(2010.3.28 15:01撮影)。


雄花は壷形で、雌花と同様に5個の花弁は黄白色で萼片は暗紫色ですが、中に12個の雄しべが見えます(2010.3.28 15:10撮影)。

2010年3月27日土曜日

ヤマザクラ(山桜)

裏山のヤマザクラはよく似たウワミズザクラと同様に、ほとんどが2004年に伐採された後に切り株から生えてきた“ひこばえ”で、今では樹高5mを超えています(2010.3.27 9:52撮影)。ウワミズザクラに比べると株数は少なく、裏山では未だ4株しか見つかっていません。


ウワミズザクラと違って新芽が遅く、未だ冬芽のままです(2010.3.27 9:53撮影)。


冬芽は長卵形で、ウワミズザクラよりも細長く、芽鱗の数もウワミズザクラより多いように見えます(2010.3.27 9:19撮影)。


ヤマザクラの樹皮は紫褐色で、ウワミズザクラに比べると赤味を帯びていて、やや横長のごつごつした皮目が目立って見えます(2010.3.27 9:52撮影)。

ウワミズザクラ(上溝桜)

ウワミズザクラは裏山に自生する落葉樹の代表種で、裏山の至る所に生えています。そのほとんどは2004年に伐採された後に、切り株から生えてきた“ひこばえ”です。今では樹高5mはありそうです(2010.3.27 9:49撮影)。


葉痕脇の冬芽から新芽が出始めています(2010.3.27 9:49撮影)。


今朝は真冬に戻ったかのような寒さでしたが、黄緑色の新芽は、久しぶりに陽射しを浴びて生き生きして見えました(2010.3.27 9:21撮影)。


暗褐色の樹皮に横長の細い皮目が見られます。ヤマザクラの皮目ほど目立たないのが特徴のようです(2010.3.27 9:49撮影)。

2010年3月26日金曜日

コバノガマズミ(小葉莢蒾)その3

裏山のコバノガマズミです。冬芽の頂芽も側芽も、星状毛で覆われた芽鱗が開いて、毛羽立ったように見える葉に包まれた蕾の花序が見えています(2010.3.26 11:43撮影)。

ミヤマガマズミ(深山莢蒾)その3

裏山のミヤマガマズミです。頂芽の芽鱗が大きく開いて、中の葉が展開し、蕾状態の花序が見えて来ました(2010.3.26 11:38撮影)。

ビロードイチゴ(天鵞絨苺)その2

春分の日が過ぎてソメイヨシノは蕾が大きく膨らんでいますが、今日は時おり雪まで降る寒い一日になりました。裏山では、同じバラ科のビロードイチゴが葉を広げ、蕾も見えてきました(2010.3.26 11:37撮影)。さてさて、どんな花がいつ咲くのやら、ソメイヨシノの開花と共に心待ちしています。

2010年3月11日木曜日

ウグイスカグラ(鶯神楽)その2

待ちに待ったウグイスカグラの花が咲きました。4日前に見つけた一輪が、その後の大雪にもかかわらず、未だ散らずに残っていました(2010.3.11 15:02撮影)。山渓ハンディ図鑑5「樹に咲く花」によると「4〜5月、枝先の葉腋に長さ1〜2cmの細い花柄をだし、淡紅色の花を1個まれに2個下向きにつける。・・・」と記されています。ところが、裏山で今咲いているウグイスカグラには花柄がほとんど無く、花はあたかも葉腋に直接付いているように見えます。今は3月、花柄が伸びる間もなく開花したのでしょうね。


よく似たヤマウグイスカグラやミヤマウグイスカグラの花冠などには腺毛があるそうですが、本種には腺毛が見られません(2010.3.11 15:01撮影)。

2010年3月3日水曜日

アセビ(馬酔木)その2

“2月は逃げる” 2月中に開花を確認するつもりが、いつの間にか3月に入っていました。裏山のアセビにはすでに白い壷形の花冠が枝先の花序に多数垂れ下がっていました(2010.3.3 16:23撮影)。下向きの壷の口の部分(花冠の上部)は浅5裂しています。口が狭いので中の状態がよく見えませんでした。後日採取して詳細に観察したいと思います。


萼は深く5裂しており、黄緑色で主に外縁部が赤味を帯びていました(2010.3.3 16:24撮影)。


当地域では所有者の異なる山林の境界を示す境木(さかいぎ)として、このアセビが植えられていることを最近知りました。