2010年5月12日水曜日

レンゲツツジ(蓮華躑躅)

裏山で1株だけ、里道沿いで自生を確認しているもので、1週間前から咲き始め、今では盛りをやや過ぎて散り始めています(2010.5.12 6:46撮影)。


直径5〜6cmで漏斗形のオレンジ色の花が5〜6輪集まって付いている豪華な感じのするツツジです。雄しべは5個で、雌しべが雄しべよりも長いようです(2010.5.12 6:45撮影)。


萼の裂片は短いためによく見えませんが、図鑑によると萼は5裂しているそうです。子房や萼の裂片の縁、花柄に毛が生えています。葉は倒披針形で細長く、葉表を外にして縦方向に巻き込んでいます(2010.5.12 6:45撮影)。

フジ(藤)その2

ヤマフジよりもやや遅れて咲き始めました。個々の花は長さ1.5cm程度でヤマフジよりも小さく、花序を構成する花数は60〜70個あるいはそれ以上で、ヤマフジよりもかなり多いようです(2010.5.12 06:37撮影)。

2010年5月11日火曜日

ヤマフジ(山藤)その2

4月24日に開花し始めたものの翌朝の思わぬ降霜に遣られて再起不能に見えたヤマフジですが、見事に再生しました。個々の花は長さ2cm以上あってフジよりも大きいものの、花序を構成する花数は20〜30個ほどで、フジよりもかなり少ないようです(2010.5.5 10:30撮影)。

ウラジロノキ(裏白の木)その2

裏山で唯一のウラジロノキで若葉が展開しました(2010.5.5 10:15撮影)。大抵の場合、短枝に3枚の葉が束生し、葉裏が白く見えます。


葉の縁が特徴的な重鋸歯です。葉表で斑に見える白い毛は若葉の時だけにあるようです(2010.5.5 10:14撮影)。


葉裏に白い綿毛が密生しており、葉柄が白く見えるのも綿毛のようです(2010.5.5 10:15撮影)。

ウグイスカグラ(鶯神楽)その3

いつもウォッチしている観察木のウグイスカグラです。株立ち樹形で高さ2m近くありそうです(2010.5.11 9:53撮影)。


柔らかそうな全縁の葉が対生に付いています。中に浅く切れ込みがあって3裂しているように見える葉もあります(2010.5.11 9:53撮影)。


葉の基部から葉柄、さらに若枝の部分を接写して見ましたが、毛は見られません(2010.5.11 9:54撮影)。ミヤマウグイスカグラとの違いは明らかなようです。

ミヤマウグイスカグラ(深山鶯神楽)

自宅のすぐ裏手、開墾畑脇で熊笹の中から伸び出ていました(2010.5.11 9:43撮影)。この時期に未だ花が咲いていたので、小雨降る中、マクロレンズ越しに覗いて初めてミヤマウグイスカグラであることが判りました。これを“灯台下暗し”と言うのでしょうね。


葉腋から花柄を出してその先に花を付けています。よく見るとすでに果実になったものから未だ蕾状態のものまで見られます(2010.5.11 9:46撮影)。


接写してみると、腺毛が萼筒から花柄、さらに細い枝まで密生しており、葉にも毛が生えているのがよく見えます(2010.5.11 9:46撮影)。

2010年5月6日木曜日

コバノガマズミ(小葉莢蒾)その4

裏山の林内のあちこちに自生するコバノガマズミですが、葉に星状毛が密生していてビロードのような感触があり、葉の基部に線形の托葉があるという特徴を有するものに2タイプあることに最近気づきました。その2タイプは葉脈の凹凸がはっきりしていて皺皺に見えるもの(仮称Aタイプ)と、葉脈が不明瞭で皺がほとんど認められないもの(仮称Bタイプ)です。

最初に皺皺の見えるAタイプの、全体像、葉表および托葉です(2010.5.5 10:20撮影)。




次に皺がほとんど認められないBタイプの、全体像、葉表および托葉です(2010.5.6 09:06-08撮影)。




もしかしたら、Bタイプが本来のコバノガマズミで、Aタイプはミヤマガマズミとの交雑種ではないかと、素人が勝手に想像しています。

ミヤマガマズミ(深山莢蒾)その4

以前からその変化に注目している観察木に早くも散房花序の花が咲きました(2010.5.5 10:16撮影)。


散房花序を構成する小さな白い花は直径5mm余で、5本の雄しべは花冠よりも長く出ています(2010.5.5 10:16撮影)。


対生の葉は倒卵形で縁に浅い鋸歯があり、先は急に細くなっています(2010.5.5 10:17撮影)。表面でも葉脈に沿って長い毛が疎らに生えています。


葉裏を見ると葉脈に沿って長い毛が密生しているのが判ります(2010.5.5 10:18撮影)。


葉柄から枝にかけて長い毛がまばらに生えていますが、托葉は見られません(2010.5.5 10:17撮影)。

2010年5月3日月曜日

リョウブ(令法)その2

葉が展開し始めたリョウブです。陽光を受けて金色に輝いていました(2010.4.25 15:36撮影)。


枝先の冬芽が展開して数枚の葉になるようです。葉は先端が鋭く尖り、縁には鋭い鋸歯があります(2010.4.25 15:35撮影)。若葉だからでしょうか、葉の縁に綿毛のようなものが見えます。


この若葉は山菜として利用されるそうで、リョウブ(令法)という名前は、昔々、救荒植物として栽培あるいは保存させるような法令があったから付けられたとか言われています。事実、若葉を米に混ぜて炊き込む“令法飯”という料理があるそうですが、食べてみないと判らないはずなのに、どういう訳か食指が動かないのはなぜでしょうかね。

2010年5月1日土曜日

ナガバモミジイチゴ(長葉紅葉苺)その2

田んぼ北側の陽当たりの良い林縁で見つけました。不分裂の葉と3裂する葉が混じっています。これこそ、ナガバモミジイチゴですね(2010.4.25 16:20撮影)。


花は直径約3cm、花弁は5個で長楕円形、隣接する花弁はほとんど重なっていないようです(2010.4.25 16:19撮影)。


山渓ハンディ図鑑3「樹に咲く花」に記されている通り、額筒は杯形で、萼片は狭卵形で先が尖っており、花柄は有毛です(2010.4.25 16:19撮影)。


葉の縁には重鋸歯が認められ、3裂する葉は中央の裂片が長く、先が尖っています(2010.4.25 16:20撮影)。

2010年4月29日木曜日

カスミザクラ(霞桜)

裏山にはヤマザクラよりも2週間以上遅れ、葉の展開前に咲き始めた桜があります。その中で最も大木でヒノキ林の林縁に自生している桜について、ネット掲示板「このきなんのき」で確認していただいたところ、カスミザクラとして問題ないだろうという結果が得られています。株立ち樹形で樹高約20m、竹箒のようにすっきりと上に伸びた高木で、植林ヒノキを背景に一際目立っています(2010.4.29 17:50撮影)。


花は白色で、直径2〜2.5cmです(2010.4.26 18:41撮影)。


萼筒はやや太い壷形のように見えますが、萼片は披針形で、約1cmの花柄にはカスミザクラの特徴でもある毛が密生しています(2010.4.26 18:43撮影)。


幹径最大15cmで、樹皮は灰褐色で横長の皮目が縞状に見えます(2010.4.26 14:09撮影)。

お断り

4月9日に掲載した「ナガバモミジイチゴ(長葉紅葉苺)その2」は、その後20日を経過しても依然としてナガバモミジイチゴに特徴的な5裂葉が見られず、まれに見られる3裂葉も不明瞭であること、むしろ葉の表面にビロードの手触りが感じられるようになったことから、ビロードイチゴの間違いであることが明確になりました。そのため、4月9日付け「ナガバモミジイチゴ(長葉紅葉苺)その2」を削除しました。

2010年4月27日火曜日

クサイチゴ(草苺)その2

廃田になっている棚田最上段で半日陰の林縁に繁茂しています。数日前に白い花が咲き始めました(2010.4.25 16:09撮影)。


昨年12月に撮った葉に比べると、不規則な重鋸歯が明瞭で、葉軸に軟毛と腺毛が混在している様子がよく判ります(2010.4.25 16:10撮影)。


白い花は大きく直径4cm近くありそうです(2010.4.25 16:10撮影)。これに比べるとモミジバイチゴやビロードイチゴの花は貧相に見えますね。次は、大粒の果実が楽しみです。

2010年4月26日月曜日

コシアブラ(漉し油)その2

新芽の葉が展開直前になりました(2009.12.13 13:22撮影)。葉裏に白い毛が密生しているのがよく判ります。葉が開きかけたこの時が山菜として食べ頃のようです。

ナツハゼ(夏櫨)その3

アラゲナツハゼと同様、しばらく見ないうちに葉が展開していました(2010.4.25 15:40撮影)。アラゲナツハゼの葉よりも薄く柔らかそうに見えます。黄緑色の葉の縁はやや赤みを帯びており、葉裏や葉の縁には細かい毛が密生しているようです。

アラゲナツハゼ(荒毛夏櫨)その3

しばらく見ないうちに、多数の葉が展開してしまいました(2010.1.6 15:26撮影)。中の方に花芽が隠れているかも知れません。葉裏の葉脈は太くて浮き出ており、白い太めの毛が生えているように見えます。

ビロードイチゴ(天鵞絨苺)その4

以前からウォッチし続けていた“裏山植物園”内のビロードイチゴの木です。下向きの花の前面を下から見上げて接写しました(2010.4.25 15:33撮影)。


花の萼筒は短く皿状で、萼や花柄にビロード状の毛が密生しており、葉の縁の重鋸歯がはっきり判る画像です(2010.4.25 15:34撮影)。

ザイフリボク(采振木)その2

隣接する雑木林に自生する樹高5m以上のザイフリボクの成木です。わが家の庭のジューンベリー(アメリカザイフリボク)が満開状態になっていたので、もしかしたらと思って見に来たら、見難いながらも開花が確認できました(2010.4.25 15:28撮影)。


望遠ズームで撮ってみると、未だ二つ折りのままの若葉で、葉裏に白い軟毛が密生しているのが判ります(2010.4.25 15:29撮影)。


枝先に白い花が5個以上まとまって上向きに咲いており、鐘形の萼筒や赤い花柄にも軟毛が密生しているように見えます(2010.4.25 16:42撮影)。

2010年4月21日水曜日

ビロードイチゴ(天鵞絨苺)その3

林縁に生えているビロードイチゴはすでに4月初めに開花し始めていたのですが、以前からウォッチし続けていた“裏山植物園”内のビロードイチゴの木、その木に咲いた花がやっと撮れました(2010.4.20 10:33撮影)。花の萼筒は短く、萼や花柄にビロード状の毛が密生、葉柄にも毛が生えています。


葉は展開したばかりで濃緑色、縁に粗い重鋸歯が見られ(2010.4.20 10:34撮影)、表裏のビロード触感がほとんど感じられないため、鋸歯が目立たず表裏にビロード触感があった昨年12月の葉と同じビロードイチゴのものとは思えないほどです。ビロード触感の違いについては、これからも引き続き調べてみたいと思っています。

2010年4月20日火曜日

タラノキ(楤木)その2

待ちに待ったタラノキの新芽が出て、葉が展開し始めました(2010.4.20 10:28撮影)。裏山では、昨年までの乱獲が祟ってタラの芽の減少が心配されていましたが、それでも昨夜からの暖かい雨に誘われて芽吹き始めたようで、何とか小さな笊一杯のタラの芽を収穫することが出来ました。


タラの芽は採取のタイミングが難しいですね。早過ぎると身が固く“タラの芽”本来の味がしないようだし、何ぶんにも小さくてもったいない。葉が開き過ぎると刺が伸びて触感が悪くなってしまう。写真のタラの芽(2010.4.20 10:29撮影)は固そうに見えますが、天ぷらにすると柔らかく、最高の味でしょう。撮影後、早速、切り取って持ち帰りました。