
散房花序を構成する小さな白い花は直径5mm余で、5本の雄しべは花冠よりも長く出ています(2010.5.5 10:16撮影)。

対生の葉は倒卵形で縁に浅い鋸歯があり、先は急に細くなっています(2010.5.5 10:17撮影)。表面でも葉脈に沿って長い毛が疎らに生えています。

葉裏を見ると葉脈に沿って長い毛が密生しているのが判ります(2010.5.5 10:18撮影)。

葉柄から枝にかけて長い毛がまばらに生えていますが、托葉は見られません(2010.5.5 10:17撮影)。

裏山の山林(標高420-460m、約1000坪)はかつての雑木林が2004年に皆伐されヒノキが植林された土地で、翌年、義父から譲り受けたものです。せっかく植林されたヒノキですから、本来なら大切に育てるべきでしょうが、ヒノキ植林地は林床に下草がほとんど生えないために単調で薄暗く四季の変化も見られず、治山治水効果も疑問視されていて、しかも現下の木材価格では利益など望み薄、このようなヒノキ植林地に無駄な労力をかける気にはなれません。それよりも、種の多様性豊かで四季折々の変化が楽しめ、治山治水効果も期待できる雑木林の方に魅力を感じて、不定期ですが熊笹などの下草を刈り払って雑木が再生しやすい環境を整備しています。努力の甲斐あってか、伐採後の切り株からひこばえが萌芽再生し、6年余り経過した今の裏山は予想以上に早く雑木林(針広混交林)らしくなって来ました。この雑木林(自称“裏山自然植物園”)で今までに確認した樹木(木本植物)は100種を超えました。このブログでは、これらの樹木の四季折々に見られる特徴を記述して、最終的にはこの雑木林の樹木目録にまとめ上げたいと考えています(2010.10.26更新)。
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