裏山から西に張り出した緩やかな丘陵の北側林縁、“裏山植物園”の西方約100m(標高400m)に位置している義父所有の雑木林(延長40m、幅約10m、仮称“里山植物園”)で見つけました。紅葉し始めた樹高約2mの落葉低木、ニシキギです(2011.10.28 9:44撮影)。周辺のあちらこちらに、これとよく似たコマユミが生えていますが、ニシキギはこの一株だけです。
ニシキギ科の仲間は本年枝が緑色で、対生する葉が共通する特徴のようです。さらに枝に翼があるのがニシキギの特徴で、翼が無ければコマユミになります。接写画像で、翼が褐色板状であり、紅葉し始めた対生の葉、葉の縁には鋸歯があります(2011.10.28 9:45撮影)。ニシキギ(錦木)の名前の由来は「紅葉を錦に例えたことによる」そうですが、未だ“錦”と呼ぶには早いようです。
2011年10月29日土曜日
2011年10月14日金曜日
アクシバ(灰汁柴)
ナツハゼーアラゲナツハゼの中間種(?)その4
2011年6月19日日曜日
ウグイスカグラ(鶯神楽)その5
2011年6月18日土曜日
イヌウメモドキ(犬梅擬)その4
アワブキ(泡吹)その2
自宅裏手に自生するアワブキです。開花を心待ちにしていたのですが、樹高4〜5mの主に樹冠にある花序を高枝バサミで採取して見たら、すでに盛りを過ぎていました(2011.6.18 12:11撮影)。
未だ芳香を漂わせている花序を接写して見たのですが、多くの花弁が散ってしまって、本来の小花の形状を理解するのが困難な状態でした(2011.6.18 11:12撮影)。
山渓ハンディ図鑑4「樹に咲く花(離弁花2)」によると「花弁は5個、外側の3個は大きく広卵形、内側の2個は小さく線形。雄しべは5個、1〜2個が完全雄しべで、残りは退化して仮雄しべになっている。完全雄しべは花糸の先端が杯状に広がって葯がつく。仮雄しべは鱗片状で白く、花柱の下半分を包む」と記されています。比較的完全と思われる小花を改めて接写して見ました(2011.6.18 11:14撮影)が、この画像から上記図鑑の記載のすべてを理解するのは難しいようです。
未だ芳香を漂わせている花序を接写して見たのですが、多くの花弁が散ってしまって、本来の小花の形状を理解するのが困難な状態でした(2011.6.18 11:12撮影)。
山渓ハンディ図鑑4「樹に咲く花(離弁花2)」によると「花弁は5個、外側の3個は大きく広卵形、内側の2個は小さく線形。雄しべは5個、1〜2個が完全雄しべで、残りは退化して仮雄しべになっている。完全雄しべは花糸の先端が杯状に広がって葯がつく。仮雄しべは鱗片状で白く、花柱の下半分を包む」と記されています。比較的完全と思われる小花を改めて接写して見ました(2011.6.18 11:14撮影)が、この画像から上記図鑑の記載のすべてを理解するのは難しいようです。
ザイフリボク(采振木)その5
隣接する雑木林で先月白い花を咲かせたザイフリボクです。あれから1ヶ月余り経過して、未熟ですがすでに球形の果実を付けていました(2011.6.13 10:23撮影)。これらの果実は熟すと粉白を帯びた黒紫色になりますが、完熟するのは未だ3ヶ月先、9〜10月になります。
わが家の庭には4−5年前に植栽されて大きく成長した通称「ジューンベリー」と呼ばれているアメリカザイフリボクがあります(2011.6.13 10:54撮影)。ザイフリボクよりもやや早く咲くアメリカザイフリボクの花は、ザイフリボクと見間違うほどよく似ています。ただし、ザイフリボクと異なり、その通称通り6月のこの時期にすでに熟して球状の赤い果実を多数付けています。赤く色づいた果実にはほのかな甘味があります。
わが家の庭には4−5年前に植栽されて大きく成長した通称「ジューンベリー」と呼ばれているアメリカザイフリボクがあります(2011.6.13 10:54撮影)。ザイフリボクよりもやや早く咲くアメリカザイフリボクの花は、ザイフリボクと見間違うほどよく似ています。ただし、ザイフリボクと異なり、その通称通り6月のこの時期にすでに熟して球状の赤い果実を多数付けています。赤く色づいた果実にはほのかな甘味があります。
2011年6月14日火曜日
ミヤマウグイスカグラ(深山鶯神楽)その3
タンナサワフタギ(耽羅沢蓋木)その5
サワフタギ(沢蓋木)その3
2011年6月10日金曜日
ナワシログミ(苗代茱萸)その3
サンカクヅル(三角蔓)
裏山で数年前まで植林ヒノキ林だった伐採跡地で、ムラサキシキブなどの灌木に絡まっている見慣れない蔓性木本を見つけました(2011.6.8 14:33撮影)。
葉は草本に見間違うほど柔らかい薄手です。その名の通りの「三角」には必ずしも見えない葉もありますが、明らかに他のブドウ科の葉とは異なった形状であり、その意味では、アマヅルと共に三角形と言っても良さそうです。ただし、アマヅルの鋸歯が凸形波状であるのに対して、サンカクヅルの鋸歯は凹形歯牙状です(2011.6.8 14:34撮影)。
葉の付き方は互生ですが、葉と対生して円錐花序が出ています。この花序には小さな球状の蕾が多数見られます(2011.6.8 14:33撮影)。
葉は草本に見間違うほど柔らかい薄手です。その名の通りの「三角」には必ずしも見えない葉もありますが、明らかに他のブドウ科の葉とは異なった形状であり、その意味では、アマヅルと共に三角形と言っても良さそうです。ただし、アマヅルの鋸歯が凸形波状であるのに対して、サンカクヅルの鋸歯は凹形歯牙状です(2011.6.8 14:34撮影)。
葉の付き方は互生ですが、葉と対生して円錐花序が出ています。この花序には小さな球状の蕾が多数見られます(2011.6.8 14:33撮影)。
アワブキ(泡吹)
自宅裏手の枯れ沢に自生している樹高4~5mのアワブキです(2011.6.5 10:37撮影)。以前から気になっていたのですが、周りの雑木と混み入っていて撮影し難いので投稿が遅れていました。「葉で見わける樹木(増補版)」(林将之著)において最大の樹種グループ[不分裂ー互生ー鋸歯ー落葉](種数72)に属しているにもかかわらず、幸運にも、リョウブと一緒に最初に記載されていて、すぐに見つかりました。
葉は長さ20cm前後の長楕円形、ほぼ平行な側脈が20~30対でよく目立っており、それぞれの側脈の先端が芒状の鋸歯になっています(2011.6.5 10:36撮影)。
幹径は約15cm、樹皮は灰色で小さな皮目が見られます(2011.6.5 10:38撮影)。
枝の先端のほとんどすべてに大きな円錐花序が見られ、直径1mmにも満たない小さな球状の蕾が多数付いています(2011.6.8 14:20撮影)。山渓ハンディ図鑑4「樹に咲く花(離弁花2)」によると、花は直径3mmほどで芳香があるそうです。開花を心待ちしています。
葉は長さ20cm前後の長楕円形、ほぼ平行な側脈が20~30対でよく目立っており、それぞれの側脈の先端が芒状の鋸歯になっています(2011.6.5 10:36撮影)。
幹径は約15cm、樹皮は灰色で小さな皮目が見られます(2011.6.5 10:38撮影)。
枝の先端のほとんどすべてに大きな円錐花序が見られ、直径1mmにも満たない小さな球状の蕾が多数付いています(2011.6.8 14:20撮影)。山渓ハンディ図鑑4「樹に咲く花(離弁花2)」によると、花は直径3mmほどで芳香があるそうです。開花を心待ちしています。
2011年5月12日木曜日
ウワミズザクラ(上溝桜)その3
ヒメコウゾ(姫楮)その2
2011年5月11日水曜日
イヌエンジュ(犬槐)その3
2011年5月10日火曜日
ヤマウルシ(山漆)その4
ヤマウルシの葉の付き方をどのように表現したら良いか迷っていたところ、「ヤマウルシは“一本傘”のようになる」と説明されているブログ(「野人エッセイす」http://ameblo.jp/muu8/)を見つけました。確かに真夏には立派な一本傘になるはずですが、新芽が展開し始めたこの時期には“一本傘”ならぬ“破れ傘”状態です(2011.5.9 16:45撮影)。下方の羽状複葉の葉腋から黄緑色の花序が伸び始めています。雌雄異株だそうですが、本種がどちらに当たるのか不明です。後日、何とか判別し、雌雄別々に掲載したいと思います。
それほど似ているようには見えませんが、一説によると新芽が展開し始めたばかりのものはタラの芽と見間違うそうです(2011.5.9 16:37撮影)。
それほど似ているようには見えませんが、一説によると新芽が展開し始めたばかりのものはタラの芽と見間違うそうです(2011.5.9 16:37撮影)。
ザイフリボク(采振木)その4
カナクギノキ(鉄釘の木)その3
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