葉が展開するとアラゲナツハゼの株も一段と大きくなったように見えます(2010.5.18 10:59撮影)。頂部の葉がやや赤みを帯びている程度で、ナツハゼほど鮮やかな紅葉は見られません。
葉は主脈だけでなく細脈まで凹んでいて網目状の模様がよく見えます。葉の縁は全縁で、意外なことですが、縁にはナツハゼに見られたような目立った毛は認められません(2010.5.18 11:00撮影)。
葉裏の基部付近の拡大画像で、葉裏の主脈から葉柄、さらに細枝に、白い短毛が見られますが、特にアラゲ(荒毛)のようには見えません(2010.5.18 11:03撮影)。
ナツハゼの葉裏の基部付近にも似たような短毛が見られます(2010.5.18 15:03撮影)。むしろアラゲナツハゼの短毛よりも長いようにも思えます。この特徴はアラゲナツハゼの一般的な特徴なのか、当地のアラゲナツハゼに限定された特徴なのか、若葉のこの時期だけの特徴なのか、調査する必要がありそうです。
枝先に、総状花序の前身と思われる葉芽(萼あるいは苞?)の集まりが水平に突き出ています(2010.5.18 11:04撮影)。アラゲナツハゼに特徴的なもので、ナツハゼの花序の前身とは全く異なる形態です。
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