
葉はソヨゴに似て縁が波打っていますが、ソヨゴと違って、特徴的な三行脈(主脈と主脈の基部付近から伸びる2本の側脈)が見られます。赤みを帯びた葉柄に違和感がありましたが、林将之著「葉で見わける樹木」で、葉柄や若い枝はしばしば赤みを帯びるということが判りました(2009.11.26 14:48撮影)。

三行脈の分かれ目をよく見ると、やや膨れた部分があります(2009.11.26 14:47撮影)。これは「ダニ部屋」と言ってクスノキ特有で、中に実際にダニが棲んでいるそうです。「タデ食う虫も好き好き」という諺がありますが、「クスノキに棲むダニも好き好き」ということでしょうね。

成木の樹皮は、林将之著「樹木ハンドブック」によると「明るい褐色で、細かく短冊状に裂ける様子が特徴的で見分けやすい」そうですが、さすがに直径3cmほどの幼木にはその特徴は見られず、未だ緑色でのっぺり平滑です(2009.11.26 14:48撮影)。

0 件のコメント:
コメントを投稿