2009年11月11日水曜日

ナツハゼ(夏櫨)

ナツハゼは裏山で最も大事にしている落葉樹のひとつで、約20株が確認されています。ナツハゼを保護するために熊笹を刈り払い始めたのがきっかけで、保護する対象の樹木を増やしていった結果、最終的にヒノキの植林地を雑木林に戻すことになったのです。
ナツハゼはツツジ科スノキ属の落葉低木で、葉は秋になると美しく紅葉し、黒紫色に熟した果実を多数付けます。写真の株立ちの木はヒノキ植林前に一度伐採されたはずですが、今では見事に再生して樹高3mを超えています(2009.11.11 11:36撮影)。


果実は黒紫色で光沢があり、如何にも美味しそうに私には見えます(2009.11.11 11:35撮影)。頂部に桜の花模様に似た萼の跡が残っているのが見分けるポイントです。果実はブルーベリーよりも酸味が強い反面、健康に良いアントシアニン色素がブルーベリーの6〜7倍も含まれているそうです。わが家では季節になるとこのナツハゼの果実を採取し、選別・水洗後、等倍の砂糖を加えてコンポート(砂糖煮)を作っています。


裏山では木枯らしが吹いていて、落ち葉に覆われた冬のような景色になっていました。ナツハゼの株の周りには熟した果実が散乱していました。収穫を急がねばなりません。そんなことで果実の収穫の前に写真を撮っておきました。

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