
葉腋から伸びた総状花序に白い小さな花が整然と並んでいます(2010.6.11 15:27撮影)。よく見ると、どの花も未だ蕾状態であることが判りました。

接写して見ました。蕾なので花冠の内部は判りませんが、表面に細かい毛が密生しているように見えるのは蕾だからでしょう。萼は赤茶色で5深裂し、先は尖っています。赤茶色の苞葉は披針形で目立っています(2010.6.11 15:26撮影)。

葉裏を接写して観察しました。開出毛が脈上に密生していました(2010.6.11 15:29撮影)。

裏山の山林(標高420-460m、約1000坪)はかつての雑木林が2004年に皆伐されヒノキが植林された土地で、翌年、義父から譲り受けたものです。せっかく植林されたヒノキですから、本来なら大切に育てるべきでしょうが、ヒノキ植林地は林床に下草がほとんど生えないために単調で薄暗く四季の変化も見られず、治山治水効果も疑問視されていて、しかも現下の木材価格では利益など望み薄、このようなヒノキ植林地に無駄な労力をかける気にはなれません。それよりも、種の多様性豊かで四季折々の変化が楽しめ、治山治水効果も期待できる雑木林の方に魅力を感じて、不定期ですが熊笹などの下草を刈り払って雑木が再生しやすい環境を整備しています。努力の甲斐あってか、伐採後の切り株からひこばえが萌芽再生し、6年余り経過した今の裏山は予想以上に早く雑木林(針広混交林)らしくなって来ました。この雑木林(自称“裏山自然植物園”)で今までに確認した樹木(木本植物)は100種を超えました。このブログでは、これらの樹木の四季折々に見られる特徴を記述して、最終的にはこの雑木林の樹木目録にまとめ上げたいと考えています(2010.10.26更新)。
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