
葉は奇数羽状複葉で、小葉は1対ですが、2対のものもあるそうです。3枚の小葉のうち、真ん中の葉が最も大きいようです。葉の縁には粗い重鋸歯があります(2010.6.4 9:21撮影)。

葉裏に綿毛が密生しており、葉脈や葉軸、葉柄には軟毛が生え、小さな刺もあります(2010.6.4 9:22撮影)。

花は枝先や葉腋から出ている長い花柄の先に付いています。ピンク色の花弁は5枚のようですが、開くことはないようです。蕾で見られる萼や花柄には小さな刺があります(2010.6.4 9:20撮影)。

裏山の山林(標高420-460m、約1000坪)はかつての雑木林が2004年に皆伐されヒノキが植林された土地で、翌年、義父から譲り受けたものです。せっかく植林されたヒノキですから、本来なら大切に育てるべきでしょうが、ヒノキ植林地は林床に下草がほとんど生えないために単調で薄暗く四季の変化も見られず、治山治水効果も疑問視されていて、しかも現下の木材価格では利益など望み薄、このようなヒノキ植林地に無駄な労力をかける気にはなれません。それよりも、種の多様性豊かで四季折々の変化が楽しめ、治山治水効果も期待できる雑木林の方に魅力を感じて、不定期ですが熊笹などの下草を刈り払って雑木が再生しやすい環境を整備しています。努力の甲斐あってか、伐採後の切り株からひこばえが萌芽再生し、6年余り経過した今の裏山は予想以上に早く雑木林(針広混交林)らしくなって来ました。この雑木林(自称“裏山自然植物園”)で今までに確認した樹木(木本植物)は100種を超えました。このブログでは、これらの樹木の四季折々に見られる特徴を記述して、最終的にはこの雑木林の樹木目録にまとめ上げたいと考えています(2010.10.26更新)。
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