熊笹の薮の中に生えている雌株のイヌツゲ、そのイヌツゲの雌花です。直径5mmほどで黄白色の小さな花です。ふつう花弁4個、雄しべ4個ですが、中に添付画像のように5個の花もあるようです。雄しべは退化していて形だけで、雌しべは黄緑色で一際大きく、生き生きしているように見えます(2010.6.17 15:15撮影)。
雌花は葉腋から出た花柄に1個ついています。ほとんどの花は花弁が4個であることが添付画像でよく判ります(2010.6.17 15:16撮影)。
雌株と同様に熊笹の中に生えている雄株のイヌツゲです。山渓ハンディ図鑑4「樹に咲く花」によると、雄花はふつう散形花序に2〜6個付くそうですが、どういう訳か、このイヌツゲには、雌花と同様に葉腋から出た花柄に花が1個しか付いていません(2010.6.16 14:33撮影)。
雄花は淡黄白色で、花弁は4個、雄しべは4個です。葯には花粉をたっぷり蓄えているように見える反面、雌しべは退化して萎縮したように見えます(2010.6.16 14:34撮影)。
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