裏山の至る所に生える落葉つる性低木、ユリ科シオデ属のサルトリイバラです。ユリ科で木本は驚きですが、ユリ科の中の数少ない木本だそうです。「なぜ木本?」専門的なことはよく判りませんが、山渓ハンディ図鑑5「樹に咲く花」にちゃんと入っています。裏山の厄介者のサルトリイバラですが、当地方では柴餅として団子を包むのに無くてはならない食材です。
雌雄異株で4〜5月に葉の展開と同時に開花するそうです。枝は約135度の角度で屈曲し、その屈曲点の部分から葉と散形花序と蔓が出ています。写真のものは雄株です(2010.5.16 9:40撮影)。
雄花は淡黄緑色で透明感のある6枚の花被片と6本の雄しべからなっており、花被片は外側に反り返り丸まっています(2010.5.16 9:40撮影)。
雌花からなる雌株は見つからず、翌々日の今日、見つかったのは早くも球形の果実をつけた雌株でした(2010.5.18 11:06撮影)。
花期を過ぎて子房が丸く膨らんでいるものの、枯れた花柱や花被片が残っているものもありました(2010.5.18 11:06撮影)。
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