裏山のあちこちに生えているコバノミツバツツジの花の盛りが過ぎた頃、近くで1株だけ地面を這うように生えていたツツジがやっと蕾を見せるようになりました。葉の展開前に開花するコバノミツバツツジと違って、葉はすでに展開し始めていました(2010.5.1 13:50撮影)。
その5日後には、枝先に透明感のある濃いピンク色の花を2〜3個付けて見事に満開状態になっていました(2010.5.6 8:59撮影)。
展開した葉を詳しく観察しました。その結果、ヒメヤマツツジの葉はコバノミツバツツジの葉よりも明らかに細長く、むしろヤマツツジの葉に似ていることが判りました(2010.5.24 13:26撮影)。
葉表を接写すると、やや長い金色の伏毛が主脈に沿ってやや密に全面に生えていることが見て取れます(2010.5.24 14:02撮影)。
同様に葉裏を接写してみると、長い白色の伏毛がこれも主脈に沿って全面に生えていることが判ります(2010.5.24 14:02撮影)。
このツツジは、山渓ハンディ図鑑5「樹に咲く花」には掲載されていないツツジでしたが、ネット掲示板にアップして種名を問い合わせた結果、ヤマツツジの変種ヒメヤマツツジであることが明らかになりました。
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